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【相談対応】格安携帯電話使ってますか?~ahamo(アハモ)・povo(ポボ)・LINEMO(ラインモ)・ワイモバイル・楽天モバイル

目次

【PR・アフィリエイト広告が含まれます】

【結論】最強の選択はワイモバイルの家族割(2回線目は楽天モバイル)

メイン回線はワイモバイルの家族割

2回線目のサブ回線として楽天モバイル(エリア範囲内であれば)

相談員は最新の情報に遅れがち

今はコストもそんなにかからないので、できるだけ最新の流行を体感する

昔は、「私は持っていないからよく分からないのですが」という相談対応が通じたかもしれませんが、ここまで普及したならば、この対応は通じない時代です。持ってなくても、持っていない発言はせずに対応しましょう。できれば、実際に使って体験しておくのがスキルアップの近道です。

「格安携帯電話事業者(MVNO)」から「3大キャリア(格安)新料金プラン」への転換(2021年2月~」

下記に紹介している2017年度の試験問題にもあるように、2015年ごろから大手3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)以外の「格安携帯電話事業者」の相談事例が多くありました。大手3大キャリアとは違い、大手キャリアから回線を借りて格安で提供する事業者が多く出現し、「MVNO」ともよばれ、2017年度試験の問題文にあるようなトラブルの相談が寄せられました。

そして、2021年2月にNTTドコモがネット申し込み専用の新料金プランとして「ahamo(アハモ)」というプランを打ち出して、auもソフトバンクも追随しています。mvnoと違うところは自社回線を使った新料金プランであるということです。ネット申し込み専用にしてコストを下げています。MVNOなど大手3大キャリア以外は信頼できないという顧客層に対して、大手キャリアの格安料金プランということで、人気が殺到しています。

しかし、ネット申し込み限定にしているために、当然ながら申し込みのトラブルが多く発生しています。今後、消費生活センターにも多くの相談が寄せられ、相談統計でも上位を占めてくるのではないかと考えられます。

下記の過去問は、PIO-NET相談統計問題ですが、実質的には、統計というよりも、新しい携帯電話のトラブルの問題です。今後は、大手キャリアの新料金プランの問題が出題されるのではないかと思います。

相談統計問題としては、新しい相談分野なので、まだ少し先ですが、後半の「携帯電話サービス・インターネット」の穴埋問題があるので、早ければ、2021年度にも出題される可能性はあります。最新ニュースを知っていれば常識で正解できるとは思います。

特に、現職相談員や相談員になりたいという受験生は、実際に、ネット申し込み完結型に乗り換え・プラン変更するなど、体験しておくことが相談実務にもつながるかもしれません。

【過去問】2017年度(平成29年度)問題16 携帯電話サービス・インターネット(相談統計27年度PIO-NET)(選択穴埋)

16.次の文章の[ ]の部分に入れるのに最も適切な語句を、下記の語群の中から1つ選び、解答用紙の解答欄にその番号を記入(マーク)しなさい。なお、同一記号には同一語句が入る。

 2015(平成27)年度に全国の消費生活センター等に寄せられた相談のうち、商品・役務等別分類でみると、相談が最も多いのは「運輸・通信サービス」である。その中で特に多いのは「[ ア ]」であり、2011(平成23)年度以降5年連続1位であった。他には、[ イ ]等の「インターネット接続回線」、スマートフォン(スマホ)などの携帯電話サービスやモバイルデータ通信等の「移動通信サービス」に関する相談も多い。
 [ イ ]については、2015(平成27)年度より、東日本電信電話株式会社及び西日本電信電話株式会社が[ イ ]サービスの卸売を開始し、[ ウ ]という手続により、卸売を受けた事業者のサービスに乗り換えることができるようになった。消費者にとっては契約先の選択肢が増えたが、その一方で、卸売を受けた事業者の勧誘時の説明不足等に起因するトラブルも発生している。
 全国の消費生活センターには「現在契約している大手電話会社のサービス変更だと思って話を聞いたら、関係ない事業者との新たな契約になっていた」等の事例や、消費者が[ イ ]サービスの卸売について十分な理解がないまま契約してトラブルになった事例が寄せられている。
 移動通信サービスでは、最近2~3年、いわゆる[ エ ]に関する相談も増加している。[ エ ]は、自ら回線設備を保有する電気通信事業者の回線網に接続又は卸売を受けて提供される携帯電話サービス(SIM カード単体の契約も含む)で、このサービスを提供している事業者を[ オ ]と呼ぶ。

【語群】1.オンラインゲーム 2. プロバイダ 3. 転用 4. MNO 5. 電話回線 6. 光回線 7. 占いサイト 8. 格安スマホ 9. 移転 10. アダルト情報サイト 11. 転換 12. MVNO 13. Wi-Fi ルーター
【正答】ア→10、イ→6、ウ→3、エ→8、オ→12

【ポイント】新料金プラン(格安携帯電話)がいいかどうかは「価格」を取るか「サポート」を取るかに集約される

ただえさえ、複雑な携帯電話のプランなのに、ahamoをはじめとした、ネット完結型の格安携帯電話の出現により、今後も相談が増えていくと思います。

高齢者等のネット申し込みに不慣れな相談者への回答は、ここに集約されます。ahamoが有料での店頭サポートを開始しましたが、代行申込ではなく単なるアドバイスだけなので、解決せずに、さらに苦情が増えるのかなと思ったりします。

実際のネット申し込みは、不備がなければ難易度は高くありませんが、免許証の写真を送ったり、未成年者契約書を印刷して書いて写真で送るなど、慣れていないと、なかなかハードルが高いです。特に、免許証がない場合の本人確認書類は結構難しいです。

結局、無理して、ahamo等を申し込もうとして思うようにいかず、トラブルになっている高齢者は難対応相談かもしれません。素直に通常の料金で契約したほうがいいのですが、納得しない場合は現場対応に苦慮することになるでしょう

格安料金プラン3社は基本的に電話問い合わせ窓口がないので、もし、相談を受けたとしても、電話問い合わせできないと思います。

各社のプランをまとめました(大手3大キャリア新料金プラン+ワイモバイル+楽天モバイル)※ほかにMVNO

前提として、20GBも必要か、3GBあれば十分か、という選択

私が実際に契約しているパターンで、みんさまにもおすすめするのは、ワイモバイル(家族割)+サブ回線として楽天モバイル

事業者内容プラン名
基本料金(税込)
通話家族割申込店頭サポート
NTTドコモ新料金プランahamo(アハモ)
2970円(20GB)
5分かけ放題含むなしネット申込専用有料
電話相談窓口なし
au新料金プランpovo(ポボ)
2728円(20GB)
5分かけ放題別途550円なしネット申込専用なし
電話相談窓口なし
ソフトバンクラインモバイルを子会社化
2021年4月1日からソフトバンクのネット申込限定プランに
LINEMO(ラインモ)
2728円(20GB)
5分かけ放題別途550円なしネット申込専用なし
電話相談窓口なし
ワイモバイルソフトバンクのサブブランド
(実質上、ソフトバンクと同じ)
①シンプルプランS
2178円(3GB)
②シンプルプランM
3278円(15GB)
③シンプルプランL
4158円(25GB)
10分かけ放題別途770円2回線目から1188円の割引

①シンプルプランS
990円(3GB)
②シンプルプランM
2090円(15GB)
③シンプルプランL
2970円(25GB)
ネット申込+店頭申込無料
電話相談無料
アプリ利用で0円なしネット申込+店頭申込無料
電話相談無料

※契約事務手数料や解除料は無料(ワイモバイルの店頭申込のみ契約事務手数料3300円)
※光回線契約との割引や期間限定割引等は含んでいません
※誤りや変更等があるかもしれないので各社のサイトで再確認してください

ワイモバイルが店舗もある格安携帯電話でおすすめ

楽天モバイルは時期尚早なので2回線目のサブ持ちで

私が使ってきた携帯電話プラン

MNP乞食

MVNOはマイネオがおすすめ(パケット追加の裏技あり)

私がたどりついた最終形が、ワイモバイルの家族割とサブ回線としての楽天モバイル

ワイモバイルの家族割が2台目以降1188円の割引になるプランが2021年2月に登場して一気に家族丸ごとワイモバイルに乗り換えました

ワイモバイルのシンプルSプラン(3GB)

  • 月額基本料2178円
    ➡2台目以降の家族割(1188円割引)で990円
  • 10分かけ放題オプション770円
    (24時間かけ放題オプション1870円)
  • LINE電話等の無料電話が使えるので子どもだったら10分かけ放題を付けなければ最安になる安くなる
  • 社会人だったら付けておいたほうがいいかもしれませんが、ほとんど使わないのなら、22円/30秒の従量制でも10分かけ放題の770円と比べて十分かも
夫と妻と学生の子ども2人の4人の場合(夫がメイン回線)
  • 夫(3ギガSプラン・10分かけ放題)2948円
  • 妻(3ギガSプラン・10分かけ放題)1760円
  • 子(3ギガSプラン・かけ放題なし)990円×2
  • 合計6688円

ワイモバイルのシンプルMプラン(15GB)

  • 月額基本料3278円(Sプランに1100円追加)
    ➡2台目以降の家族割(1188円割引)で2090円
  • 10分かけ放題オプション770円
    (24時間かけ放題オプション1870円)

ワイモバイルのシンプルLプラン(25GB)

  • 月額基本料3278円(Mプランに880円追加)
    ➡2台目以降の家族割(1188円割引)で2970円
  • 10分かけ放題オプション770円
    (24時間かけ放題オプション1870円)

キャンペーンを活用してワイモバイルを契約する

ワイモバイルは店舗でもお契約できますが、ぜひ、ネットを使って申込してみてください

すんなり通れば2-3日で届きます

私は子供の回線を申し込むときに、書類不備等があり、1回目はキャンセルにせざるを得ませんでした(書類に電話番号が抜けていた・フリガナが抜けていた、MNPの名義が違っていた)

ネット申し込みの時は、リアルタイムで書類確認してもらえないので、不備等があった場合に、手間がかかります

ワイモバイルのネットでの申し込みは①公式ワイモバイルと②ワイモバイルヤフー店の2か所ある

  1. ヤフージャパンのIDを持っている場合にエントリーして、ID連携すればPayPay3000円分がもらえる(1ID1回のみ)
    (注意)前月末時点でIDを持っていないとエントリーできない(持っていない場合はヤフージャパンのIDを取得し翌月に契約する)
    (ソフトバンク・LINEMOからの乗り換えは対象外)
  2. SIMだけの契約の場合
    ①公式ワイモバイル
    シンプルM/Lで契約すると5,000円相当のPayPay(翌月末付与)
    (ソフトバンクからの番号移行は対象外)
    ②ワイモバイルヤフー店のリンクから5の付く日もしくは日曜日にシンプルM/Lで契約するとシンプルMで5,000円相当・シンプルLで7,000円相当のPayPay(ソフトバンクまたはソフトバンク回線を利用したMVNO各社からの のりかえは対象外)(翌々月末付与)
  3. 本体購入の場合
    ①公式ワイモバイル
    本体価格が18000円~21600円引き
    (ソフトバンクからの番号移行は対象外)
    ②ワイモバイルヤフー店のリンクから5の付く日もしくは日曜日に契約すると5,555円相当のPayPay(ソフトバンクまたはソフトバンク回線を利用したMVNO各社からののりかえは対象外)
    ※本体は①で買う方が安い

①公式ワイモバイル(こちらがおすすめ)

  • 本体を割引きで購入でき、5000円~1万円のミドルクラスが手軽
  • SIMだけ購入ではSプランは適用されないキャンペーンがある

②ワイモバイルヤフー店

  • 5の付く日もしくは日曜日に契約するとお得だけど、公式ワイモバイルとあまり変わらない
  • 今後、公式ワイモバイルを上回るキャンペーンの可能性もある
  • SIMだけ購入ではSプランは適用されないキャンペーンがある

楽天モバイル

メイン回線とするには不安定なので1GB以内で0円利用のサブ回線に(通話料もアプリ利用で無料なのでサブの電話番号を持てる)

  • Rakuten UN-LIMIT VI
  • 使った分だけ4パターン
    ①0円(~1GB)
    ②1078円(~3GB)
    ③2178円(~20GB)
    ④3278円(20GB~)
  • 通話料はアプリ利用で0円
  • ネット申込+店頭申込
  • いろいろなキャンペーンあり