【質問・回答】一般受験生は消費生活相談員の資格取得後、すぐ相談員として就職活動等されているのでしょうか?

質問

一般受験生は資格取得後、すぐ相談員として就職活動等されているのでしょうか?

回答

相談員としての就職を希望するのであれば資格取得後すぐに就職活動をしています。

最終的な合格発表が12月の末にありますので、多くの消費生活センターの新年度からの募集が1月2月3月と集中します。基本的に下記で紹介している国民生活センターのホームページで網羅されているので募集要項を参考にしてください。

地方では募集をしても応募がない場合があり、その場合は引き続き随時募集という形になり、新年度4月以降も掲載されていることが多いです。また募集がない場合でも年度途中の退職などにより追加で募集がある場合もあります。

相談員は会計年度職員など任用期間が限られている場合が多いので(3-5年)、少なくとも数年に1回は募集があると思いますし、複数の相談員が在籍しているセンターであれば毎年のように募集は出ていると思います。

募集があるかどうかは、採用されるかどうかは、住んでいる地域によって大きく異なります。

都心部では有資格者の数が多いので、就職は狭き門になっています。募集自体も欠員が出た時に限られていたりします。
競争になたっときは、経験者が有利なので、一般の未経験者は採用されるのが大変だったり、また、近隣で採用がなかったりします。

一方、地方になると、有資格者の数自体が少ないので、資格がない状態のまま、すでに相談員として活動していることが少なくありません。仕事をしながら資格を取ってほしいという感じです(毎年勉強部屋会員にもいますが、実はプレッシャー)。
したがって、地方の場合は、先に就職しておくという方法もあります(現場を知ることができ受験にも有利)。

都心部では応募資格として、通常、国家資格である消費生活相談員資格、もしくは、旧制度の3資格である「消費生活専門相談員」「消費生活アドバイザー」「消費生活コンサルタント」を所有していることが前提であることがほとんどですが、地方の場合は、人手不足なので、必須でない場合もあります。

相談員の募集については国民生活センターでも共有されていますが、地元の自治体だけで募集されていたり、消費者協会等に委託されていた場合は当該団体への就職(コネ就職も)であったりします。就職したい職場を事前にリサーチしておくとよいでしょう。直接電話をかけても教えてくれます。管理人が所属していたセンターも、毎年数件就職したいという問い合わせがあります。

勉強部屋では卒業会員制度を設けています。資格取得後に消費生活センターに就職を希望する時のサポートおよび就職後のサポートも行っています。地方の消費生活センターでは相談員が少なかったり相談件数が少なかったりすることが多いので、相談員同士の交流や情報交換の場としても活用でき、会員限定の掲示板等もあります。また、おおむね毎月現職相談員や卒業会員向けに相談実務スキルアップオンライン勉強会も開催しています。

国民生活センターホームページに掲載している各地の相談員の募集

国民生活センターHP
トップページ > 研修・相談員資格/研修施設 > 各地の相談員の募集
http://www.kokusen.go.jp/shikaku/s_saiyou.html

各地の相談員の募集
 このお知らせは、「消費生活専門相談員資格」を求人募集の条件にしている国・地方公共団体等から依頼を受け、消費生活専門相談員資格認定者の就労支援の一環として実施しているものです(情報は原則、毎週火曜・金曜に更新しています)。

詳細等につきましては、直接連絡先へお尋ねください。

都道府県別 相談員募集機関一覧

http://www.kokusen.go.jp/shikaku/s_saiyou.html