2020年度 問題24 環境問題〔環境基本計画・地域循環共生圏〕(選択穴埋)その1(一般公開中)

24.次の文章の[ ]に入る最も適切な語句を、下記の語群の中から1つ選び、解答用紙の解答欄にその番号を記入(マーク)しなさい。なお、同一記号には同一語句が入る。

 環境基本計画とは、環境基本法第 15 条に基づき、環境の保全に関する総合的かつ[ ア ]な施策の大綱等を定めるものである。現行の第5次環境基本計画は、2020 年以降の温室効果ガス排出削減等のための新たな国際枠組みである[ イ ]の採択後初めて策定されたものである。同計画では、各地域がその特性を活かした強みを発揮し、地域ごとに異なる資源が循環する[ ウ ]型の社会を形成しつつ、それぞれの地域の特性に応じて近隣地域等と地域資源を補完し支え合う「地域循環共生圏」の創造が提唱されている。
 「地域循環共生圏」の創造は、都市にとっても、農山漁村によって自らが支えられているという気付きを与え、農山漁村を支える具体的な行動を促すこと
にもつながっている。例えば、都市が農山漁村の活動を支えるものとして、[ エ ]を挙げることができる。
 「地域循環共生圏」を構築するため、地域の[ オ ]を活用する取組が進められている。地域外に流出している資金を地域内の[ オ ]の導入や投資に回すことは、地域に新たな雇用を創出し、災害時の強じんさ(レジリエンス)の向上にもつながる効果が期待される。

【語群】
1. 優先的 2. 集中・代替 3. 地域ファンド等への投資 4. パリ協定 5. カルタヘナ議定書 6. 自然資源・生態系サービスの提供 7. 経営資源 8. 自立・分散 9. 長期的 10. 再生可能エネルギー 11. 自己完結 12. 国連気候変動枠組条約 13. 非営利活動

解説

旧試験では環境問題の難易度の差は分野で大きく異なり、地球温暖化などの会議関係は難しかったり、数字が出てきたりしていました。しかし、新試験になってからは、前半の正誤×選択の混合分野に少し出題されるほか、最後の方に5個の穴埋問題が出題されるというパターンに落ち着いたようです。新試験からは、この穴埋問題は比較的易しく満点を狙える得点源になる問題も多いのでしっかり対応しましょう。

出題される分野は、幅広く、新しい法律等がよく出題されます。今はリサイクルがらみの法律の出題も多くなっています。また、地球温暖化に絡む会議や温暖化の目標数値なども確認しておく必要がありますので、過去問を確認しておきましょう。

過去の出題分野を見ると、やはり幅広いので予想するのは難しいです。環境問題のニュースをしっかり見ておくことが1つのポイントかなと思いますし、リサイクルなどの定番問題や法律が出題されたりします。あとは一般常識力を活用しましょう。

2020年度は環境基本計画と、それに関連する「地域循環共生圏」についてのなじみのない難し目の問題になっています。穴埋めにしては厳しいかもしれませんが、全力で一般常識力と日本語解釈を動員して得点に結びつけましょう。

難易度(A易、B普通、C難) 目標:3-4問以上/5問中

  • ア 施策の大綱 A
  • イ 国際枠組み BC
  • ウ ~型の社会 BC
  • エ 具体的な活動 BC
  • オ 地域活動の取組 C

【参考】過去問

  • 2019年度(本試験)問題23 環境問題・大気汚染 ※4問以上/5問中
  • 2019年度(再試験)問題23 環境問題・海洋ごみ ※3問以上/5問中
  • 30年度 問題23 環境問題・地球温暖化・再生可能エネルギー ※4問以上/5問中
  • 29年度 問題22 環境問題・容器包装リサイクル法 ※4問以上/5問中
  • 28年度 問題23 環境問題・家電リサイクル法 ※5問/5問中