2021年度 問題22 環境問題〔地球温暖化対策・パリ協定〕(選択穴埋)その1(一般公開中)

22. 次の文章の[ ]に入る最も適切な語句を、下記の語群の中から1つ選び、解答用紙の解答欄にその番号を記入(マーク)しなさい。なお、同一記号には同一語句が入る。

 2015(平成27)年12 月、COP21 において採択された「パリ協定」では、世界共通の長期目標として、産業革命前からの世界全体の平均気温の上昇を[ ア ]を十分に下回るものに抑えるとともに、[ イ ]までに制限する努力を継続すること等を定めている。
 2020(令和2)年10 月、第203 回臨時国会の所信表明演説の中で、菅内閣総理大臣は、グリーン社会の実現に最大限注力していくとし、[ ウ ]年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラル、[ エ ]社会の実現を目指すことを表明した。
 これを受けて政府が取りまとめた実行計画では、自動車の電動化を推進することとされた。電動車の一つである燃料電池自動車は、車載の[ オ ]と空気中の酸素を反応させて燃料電池で発電し、その電気でモーターを回転させて走る自動車である。

【語群】
1. 2050 2. 低炭素 3. 2℃ 4. 循環型 5. 窒素 6. 0.5℃ 7. 水素 8. 2040 9. 3℃ 10. 二酸化炭素 11. 2030 12. 脱炭素 13. 1.5℃

解説

旧試験では環境問題の難易度の差は分野で大きく異なり、地球温暖化などの会議関係は難しかったり、数字が出てきたりしていました。しかし、新試験になってからは、前半の正誤×選択の混合分野に少し出題されるほか、最後の方に5個の穴埋問題が出題されるというパターンに落ち着いたようです。新試験からは、この穴埋問題は比較的易しく満点を狙える得点源になる問題も多いのでしっかり対応しましょう。

出題される分野は、幅広く、新しい法律等がよく出題されます。今はリサイクルがらみの法律の出題も多くなっています。また、地球温暖化に絡む会議や温暖化の目標数値なども確認しておく必要がありますので、過去問を確認しておきましょう。

過去の出題分野を見ると、やはり幅広いので予想するのは難しいです。環境問題のニュースをしっかり見ておくことが1つのポイントかなと思いますし、リサイクルなどの定番問題や法律が出題されたりします。あとは一般常識力を活用しましょう。

2021年度は地球温暖化のパリ協定が出題されました。いつ出てもおかしくないという問題がついに出ましたが、数字が出てくるので難問です。特に、今回は推測やテクニックでは正解できない最大級の難問かもしれません。事前に、いかに対策していたかというのがポイントになるのかも。対策してても覚えられないよなあ。

難易度(A易、B普通、C難) 目標:3問以上/5問中

  • ア 温度 C
  • イ 温度 C
  • ウ 目標年 C
  • エ 社会の実現 BC
  • オ 燃料電池 AB

【参考】過去問

  • 2021年度 問題22 環境問題〔地球温暖化対策・パリ協定〕※3問以上/5問中
  • 2020年度 問題24 環境問題〔環境基本計画・地域循環共生圏〕※3-4問以上/5問中
  • 2019年度(本試験)問題23 環境問題・大気汚染 ※4問以上/5問中
  • 2019年度(再試験)問題23 環境問題・海洋ごみ ※3問以上/5問中
  • 30年度 問題23 環境問題・地球温暖化・再生可能エネルギー ※4問以上/5問中
  • 29年度 問題22 環境問題・容器包装リサイクル法 ※4問以上/5問中
  • 28年度 問題23 環境問題・家電リサイクル法 ※5問/5問中