2023年度 問題20 WEB関連サービス(正誤○×)その1(一般公開)

20. 次の各文章が、正しければ○、誤っていれば×を解答用紙の解答欄に記入(マーク)しなさい。

① 全国の消費生活センター等には、お金もうけのノウハウを教えるなどと勧誘され、情報商材やサポートの契約をしてトラブルになったという相談が寄せられている。これらのトラブルにおいては、オンラインサロンと呼ばれるインターネット上の会員制コミュニティが悪用されるケースがある。

② ウェブサイトを閲覧中、Cookie(クッキー)を有効にするかどうかを確認するメッセージが表示されることがある。ここでいうCookie(クッキー)とは、利用者のログインID やアクセス履歴の情報がウェブサイト内に一時的に保存される機能をいう。

③ 消費者が事業者との間で契約の合意解約をする場合に、電子署名のある電子契約の形態で「解約合意書」を作成したとしても、署名捺印のある書面を作成しなければ、法的効果は生じない。

④ インターネットショップで商品を購入する際、初期設定で既に定期購入が選択されているなど、消費者が不利になるように誘導するものは、「ダークウェブ」と呼ばれている。

⑤ 公衆無線LAN や無料Wi-Fi スポットなどと呼ばれるフリーWi-Fi を使用する場合であっても、日常的に使用しているWi-Fi と通信規格が同じであれば、盗み見などの危険性について特に考慮する必要はない。

⑥ パソコンでインターネットを使用中に、突然「ウイルスに感染している」等の偽警告画面や偽警告音が出て、それらをきっかけに電話をかけさせ、有償サポートやセキュリティソフト等の契約へ誘導する手口がある。これらは、ウイルス対策ソフトをあらかじめインストールしていても完全に防ぐことはできない。

解説

  • IT関連の問題は2022年度から問題数が多くなりました。2023年度についても問題19の4肢択一で出題されていますが、2022年度も含めて4肢択一で、この問題20は正誤○×問題となっています。
  • タイトルも「IT・WEB関連の専門用語」というところから少し発展した文章問題になっており「WEB関連サービス(正誤○×)」としました。「IT・WEB関連の専門用語」と似ているといえばそうですが、新しい出題分野・形式としておきます。したがって、2022年度試験までの過去問はありません。「IT・WEB関連の専門用語」の過去問を参照してください。
  • 「WEB関連サービス」ですが、「IT・WEB関連の専門用語」と同じく、日常生活でいかにITを使いこなしているか、知っているかというところがポイントで、知っていれば非常に易しい問題ばかりになると思います。
  • 消費生活相談は消費生活の最先端をいっており、女性の相談員だからITが苦手では通用しない時代になりました。できるだけ積極的にITを知るようにしていただきたいですし、相談員試験の問題にIT関連が増えてきているのは、そういう相談現場を反映しているからだと思います。
  • ちなみに、相談実務スキルアップオンライン勉強会では、そのような最先端のITについて取り上げることが多いです。
  • 2023年度は過去問で出題された論点もありますが、全体的に難し目となっています。ただし、常識的に判断することで正答率が上がります。

2023年度(令和5年度) 難易度(A易、B普通、C難)目標:4問以上/6問中

問題20① お金もうけの相談トラブル BC
問題20② Cookie(クッキー)とは BC
問題20③ 電子署名の効果 BC
問題20④ ダークウェブ BC
問題20⑤ フリーWi-Fi A
問題20⑥ ウイルス感染サポートトラブル B