2023年度 問題19 IT・WEB関連の専門用語(4肢択一)その1(一般公開)
19.次の文章の[ ]に入る最も適切な語句を、各文章に続けて示す選択肢の中から1つ選び、解答用紙の解答欄にその番号を記入(マーク)しなさい。
① 腕時計のように手首に装着するスマートウォッチや、メガネのように装着するスマートグラスなど、手首や腕、頭などに装着するコンピューター機器を、[ ア ]という。
1. ウェアラブルデバイス 2. IoT 3. マイクロチップ 4. IC タグ
② 商品の購入代金やサービスの利用料を毎回支払うのではなく、一定期間利用することができる権利に対して料金を支払うもので、料金を支払っている間は商品やサービスを利用することができるものを、[ イ ]という。
1. サブリース 2. サブスクリプション 3. リカーリング 4. D2C
③ 第5世代移動通信システム(5G)は、携帯電話などに用いられるが、第4世代移動通信システム(4G・LTE)と比較したときの特徴として当てはまらないものは、 [ ウ ]である。
1. 高速大容量 2. 高信頼・低遅延通信 3. 多数同時接続 4. 通信料金低額化
④ 実在する組織をかたるなどして、個人情報等を詐取するフィッシング詐欺のうち、携帯電話番号で送受信するSMS(ショートメッセージサービス)で行われるものを、[ エ ]と呼ぶ。
1. マイニング 2. 標的型 3. スミッシング 4. セクストーション
⑤ SNS を主体とする消費者発信型メディアでの情報発信者のうち、ユーザーに大きな影響を与えている者を、[ オ ]という。
1. マーケター 2. アフィリエイター 3. インフルエンサー 4. フォロワー
解説
- 2022年度試験からの新しい出題方式で、穴埋め問題の形式にはなっていますが、長文の複数の穴埋め問題ではなく比較的短文の1箇所だけの穴埋め問題になっており、その穴埋めは4択になっています。
- この新しい出題形式は2023年度試験では正式な出題方式となることが受験要項で公表されており、これまでの穴埋め問題がなくなることとなりました。
- これまでの穴埋め問題は語群を分類すると、多くが二択になっており、正解しやすいので得点源となっていました。しかし、この4択問題は単純に4つのうちから正解を一つ選ぶことになるので難易度は高くなります。ただし、2022年度も含めて2023年度でも、他の4択問題も含めて難易度が易しい問題が多く、得点源になっています。2023年度以降も得点源になるような易しい難易度の問題が多いですが、一部難しい問題もあります。
- この大問題ではこれまであまり出題されていなかったIT・WEB関連の専門用語について出題されており、用語解説のような感じになっています。
- IT・WEB関連については、時代の流れか相談現場でも必要な知識となってきましたので、問題数が減少する2023年度試験でも同程度に出題され、いや問題20も含めて他の分野の問題が減った分が、ITに来たという感じかもしれません。これらの分野は知っている人にとってはラッキー問題ばかりだということですが、相談員はなかなか詳しくはないようですね。現職時代は私がいつもサポートしていました。
- IT・WEB関連の専門用語は、ある程度ネットに慣れて使いこなしていれば、聞いたことがある言葉ばかりだと思いますので、ラッキー問題かもしれませんが、ネットに詳しくない場合は難しいかもしれません。4択なので、推測するのも難しいかも。日常的に、さまざまなニュースなどに敏感になっておく必要があります。これからの相談現場・相談員には必要な知識ですね。
- 女性の方は苦手な分野かもしれませんが、相談現場は時代の最先端を行きますので普通の人以上に関心を持っていただきたいと思います。
- 2023年度の試験は知っていれば正解できるという簡単な問題が多く点数を稼げる問題になったのではないでしょうか。④は少し難しかったかもしれませんがその他は正解したいところです。
2023年度(令和4年度)難易度(A易、B普通、C難)目標:4問以上/5問中
- 問題19① 手首などに装着するコンピューター機器 A
- 問題19② 利用料金支払い方式 AB
- 問題19③ 5Gと4Gの比較 AB
- 問題19④ フィッシング詐欺 C
- 問題19⑤ SNS情報発信者 A
過去問
2022年度(令和4年度)難易度(A易、B普通、C難)目標:3-4問以上/5問中
- 問題19① 暗号資産の仕組み BC
- 問題19② 無線LAN BC
- 問題19③ インターネット上の再生方法 BC
- 問題19④ ライブ配信の課金行為 BC
- 問題19⑤ データ通信量 C