【動画解説】相談員としての心がけ・スキルアップのマイナス面について(34分29秒)
- 【YouTube】【動画解説】相談員としての心がけ・スキルアップのマイナス面(34分29秒)https://youtu.be/esjPyThuOXo
相談員としての心がけ
- 相談業務は人間関係という対人業務が中心となる「感情労働」なので、精神的にしんどい仕事であり、消費者と事業者との板挟みになったり、難対応消費者や難対応事業者との終わりのないやり取りでメンタルに不調をきたすことがある
- 相談員に向いていない場合もある。仕事をしてみないと分からない部分も。向いていない場合はきつい仕事なのでメンタルに不調をきたす前に辞めるという選択肢も。
- 正義感が強すぎても問題(事業者を制裁することも大事だが、受け持った相談案件を解決することが最優先)。ジレンマあり。
- 消費者の被害にあうプロセスや行動に対して嫌悪感を抱いたり批判したいときもあるが、それは心の中にとどめておく必要がある(例えば、出会い系サイトなど)
- 相談員の価値観と一般の消費者の価値観は違うという認識を持つことも必要。相談員の非常識は相談者の常識になるという視点や前提を持っておく。
- 相談の多くが話し合いによる解決(あっせん)を目指すものであり、裁判等で白黒つける性質のもではなく、お互いの妥協点を探すことになるので、相談員自身の「あっせん力」も問われる
- 一般的に行政は権力を持っており、事業者や消費者に対して上から目線になってしまうこともあるので注意する
- 対応能力に問題のある相談員もいる(ベテラン相談員では特に問題)※新しい資格制度の創設の要因の1つ
- 行政職員との関係が良好でない場合もある
- あまりにも優しく対応しすぎると解決した後もストーカー的に連絡してくることもある
実際には、相談員になりたいような人は、良い面で「気が強かったり」、「メンタルが強かったり」する人が多いです。粘り強く、時には強気に交渉しています。
- 卒業会員向けに『「感情労働」という仕事』の記事があります
相談員としてのスキルアップ
- 地方の相談窓口では相談件数が少なく、1件に時間をかけることができるが、経験を積みにくい(都市部のセンターの1日の相談件数が地方の相談件数の1か月分ということも)
- 少数職場だと研修機会も少なく、自力でスキルアップしなければならない
- 最近はWEBによる研修もある
別途、卒業会員向けにスキルアップの記事があります