製品安全(製造物責任法、消費生活用製品安全法等製品安全4法、自動車リコール制度)
7.次の文章のうち、下線部が2ヵ所*とも正しい場合は○を、下線部のうち誤っている箇所がある場合は、誤っている箇所(1ヵ所)の記号を解答用紙の解答欄にマークしなさい。
*誤っている箇所がある場合は、1ヵ所である。
① 製造物にその製造業者と誤認させるような氏名等の表示をした者は、製造物責任法の「製造業者等」に㋐該当する。製造業者の倉庫から盗まれた製造物の欠陥により生じた損害について、当該製造業者は、製造物責任を㋑負う。
② 製造物責任法における「欠陥」とは、製造物が㋐通常有すべき安全性を欠くことをいう。「欠陥」の有無は、当該製造物の特性、その通常予見される使用形態、㋑当該製造物を引き渡した時期、その他当該製造物にかかる事情を考慮して判断される。
③ 自動二輪車に欠陥があったため走行不能となったが、当該自動二輪車以外には人的・物的損害が生じなかった場合、当該自動二輪車の製造業者は、製造物責任法に基づく損害賠償責任を㋐負う。完成品の製造物の部品に欠陥があったため、当該製造物を引き渡された消費者に人的損害が生じた場合であって、当該部品の製造業者が免責事由を立証できなかったとき、当該部品の製造業者は、製造物責任法に基づく損害賠償責任を㋑負う。
④ 登山中の身体確保に用いられる登山用ロープは、消費生活用製品安全法における「特定製品」で㋐ある。乳幼児用の抱っこひもは、消費生活用製品安全法における「特定製品」で㋑ある。
⑤ 消費生活用製品の製造又は輸入の事業を行う者は、その製造又は輸入に係る消費生活用製品に「重大製品事故」が生じたことを知った日から起算して㋐10 日以内に事故に関する情報を消費者庁長官に報告する義務を負う。消費生活用製品の使用に伴い生じた全治1週間の一酸化炭素中毒事故は、「重大製品事故」に㋑該当しない。
⑥ 電気用品安全法における「特定電気用品」の製造又は輸入の事業を行う届出事業者は、技術上の基準に適合することを㋐経済産業大臣の登録を受けた者による適合性検査で確認したうえで、検査記録を作成し、保存しなければならない。㋑経済産業大臣は、届出事業者が基準適合義務等に違反していると認める場合には、必要な措置を命じることができる。
⑦ 消費生活用製品安全法上の「特定製品」であってその㋐製造又は輸入の事業を行う者のうちに、一般消費者の生命又は身体に対する危害の発生を防止するため必要な品質の確保が十分でない者がいると認められる製品は、「特別特定製品」として政令で定められている。例えば、㋑吸水性合成樹脂製玩具がそれに当たる。
⑧ ㋐経済産業省は、国内で販売されている食品、車、薬、化粧品などを含む消費者向け商品全般のリコール情報を検索できるウェブサイトを設けている。その掲載情報には、事業者から任意で提供された情報が㋑含まれる。
⑨ SG マークは、製品安全協会が定めた認定基準に合格した消費生活用製品に付されるが、有効期限が㋐ある。日本国内で、SG マーク付きの製品の欠陥により人的損害が発生した場合において、それが中古品であったときは、SG マーク賠償制度の対象と㋑ならない。
⑩ 「製品安全誓約(日本国)」は、オンラインマーケットプレイス上において出品・販売されるリコール製品や安全でない製品がもたらす生命・身体に及ぼすリスクから、消費者を保護することを目的としており、㋐法律に基づく取組である。「製品安全誓約(日本国)」の対象は、消費生活用製品安全法に規定される消費生活用製品に㋑限定されない。
2025年度 難易度(A易、B普通、C難)目標:7問以上/10問中
- 問題7① 製造物責任法(定義・製造業者)BC
- 問題7② 製造物責任法(定義・欠陥)AB
- 問題7③ 製造物責任法(対象、部品・原材料製造業者の抗弁)BC
- 問題7④ 消費生活用製品安全法(特定製品・対象)C
- 問題7⑤ 消費生活用製品安全法(定義・重大製品事故)B
- 問題7⑥ 電気用品安全法(特定電気用品・適合性検査)C
- 問題7⑦ 消費生活用製品安全法(特別特定製品、定義・対象)C
- 問題7⑧ リコール(リコール情報サイト) AB
- 問題7⑨ SGマーク(制度・対象) C
- 問題7⑩ 日本版「製品安全誓約」BC
解説
- 出題パターンとしては28年度・29年度試験は11問、30年度試験が10問、そして2019年度試験が9問と減少し、それ以降は同じ9問となっていましたが、2024年度からは10問となっています。
- 2023年度試験では2022年度試験までと同じ構成の製品関係の問題で問題数も同じ9問でしたが、「正誤(×選択)問題」から「正誤○×問題」に変わったことで易しくなりました。しかし、2024年度からは、「正誤(×選択)問題」にもどりました。
- 出題分野の内訳は同じパターンで、製造物責任法と消費生活用製品安全法を中心に自動車のリコール制度やその他製品安全の関連問題が出題されています。※ここの製品安全関連法は主に事業者に対する業法的なものであり、消費者安全法の事故関連は行政に対するものであるので、以前は消費者安全法もここで出題されていましたが、今は分けられたという感じです。
- 消費者安全法は平成28年度(新試験1回目)で出題されたのが最後で、このくくりでは出題されず、最初の方に移動しています。
- 旧試験のほうが問題数が多かったので、問題数の減った新試験では、あまり複雑な問題は出ておらず、定義等の頻出問題や、それを少しひねった形で出題されています。とはいえ、条文の暗記問題もあるので、難易度は高めです。
- 制度が大きく変わることが少ないので過去問対策が効果的です。また、法改正等がある場合は出題論点になることが多いです。
- また、2022年度に再び出題された「医薬品副作用被害救済制度」の分野が2023年度試験では出題されませんでした。今後は業法の分野で出題されるのではと思います。
ポイント
- 各法律の制度の概要
- 定義(条文)
- マークなどの関連する事項
- 過去問をやればほぼほぼ同じ論点での出題
製造物責任法
- 定義問題
- 少ない条文なので全部目を通す
- 過去問で同じ論点が頻出
消費生活用製品安全法
- 定義問題
- PSCマーク
- 「子供PSCマーク」「子供用特定製品」の新設(2025年12月25日施行)
- 特定製品の対象品
- 重大製品事故
- 長期使用製品安全点検制度
電気用品安全法
- 定義問題
- PSEマーク
- 長期使用製品安全表示制度
自動車のリコール制度
- 過去問で同じ論点が頻出
製品安全4法
- 「製品安全4法」とは、「消費生活用製品安全法」「電気用品安全法」「ガス事業法」「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律(通称、液石法)」の4つの製品安全法の総称になっています。
- 試験の重要さでいえば①「消費生活用製品安全法」②「電気用品安全法」となります。
- 「ガス事業法」「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律(通称、液石法)」は出題されたりされなかったりマイナーな分野ですが、ポイントとして「ガス事業法」は都市ガスのこと、「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律(通称、液石法)」はLPガスのことと考えればイメージができると思います。
- それぞれのマークの名称も出題されます➡「消費生活用製品安全法」PSCマーク(消費のC)、「電気用品安全法」PSEマーク(電気のE)、「ガス事業法」PSTGマーク(都市ガスのTG)、「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律(通称、液石法)」PSLPGマーク(LPガスのLPG)
- 製品安全4法以外の業界の安全マークもたまに出題されます(SGマーク、STマーク、SFマーク、BLマーク、HAPIマーク)※2018年度(平成30年度)問題9③・2017年度(平成29年度)問題9④
薬機法リコール・医薬品健康被害救済制度 ※今は業法の分野で出題※
- 制度の概要
- 特に医薬品副作用被害救済制度
- 薬機法でのリコール制度
- 過去問で同じ論点が頻出
分野別に分類
- 製造物責任法(PL法)
- 消費生活用製品安全法
- その他
過去問リスト 新試験の2016年度(平成28年度)~2024年度(令和6年度)
分野別にまとめていますので順番が多少前後しています。
2024年度 難易度(A易、B普通、C難)目標:7-8問以上/10問中
製造物責任法(PL法)
- 問題7① 製造物責任法(定義・製造物)AB
- 問題7② 製造物責任法(開発危険の抗弁)B
- 問題7③ 製造物責任法(時効)C
消費生活用製品安全法
- 問題7④ 消費生活用製品安全法(定義)BC
- 問題7⑤ 消費生活用製品安全法(特定製品・マーク)A
- 問題7⑥ 消費生活用製品安全法(長期使用製品安全点検制度)AB
その他
- 問題7⑦ ガス事業法(製品安全4法)AB
- 問題7⑧ 自転車の乗車用ヘルメット(道路交通法) BC
- 問題7⑨ 自動車のリコール制度 B
- 問題7⑩ 日本版「製品安全誓約」C
2023年度 難易度(A易、B普通、C難)目標:6-7問以上/9問中
製造物責任法(PL法)
- 問題8① 製造物責任法(定義・欠陥)AB
- 問題8② 製造物責任法(損害賠償の対象)BC
- 問題8③ 製造物責任法(部品・原材料製造業者の抗弁)BC
消費生活用製品安全法
- 問題8④ 消費生活用製品安全法(長期使用製品安全点検制度)B
- 問題8⑤ 消費生活用製品安全法(定義・製品事故・重大製品事故)B
- 問題8⑥ 消費生活用製品安全法(定義・特定保守製品)BC
その他
- 問題8⑦ 電気用品安全法(定義・マーク)AB
- 問題8⑧ 電気用品安全法(フェイルセーフ)C
- 問題8⑨ 自動車のリコール制度・保安基準・自動運転システム BC
2022年度 難易度(A易、B普通、C難)目標:6問以上/9問中
製造物責任法(PL法)
- 問題8① 製造物責任法(定義・製造物)B
- 問題8② 製造物責任法(損害賠償の対象)BC
消費生活用製品安全法
- 問題8④ 消費生活用製品安全法(特定保守製品の保守点検制度)BC
- 問題8⑤ 消費生活用製品安全法(定義・製品事故・重大製品事故)B
その他
- 問題8③ 医薬品副作用被害救済制度(制度)C
- 問題8⑥ SGマーク(制度)C
- 問題8⑦ 電気用品安全法(制度・モバイルバッテリー)B
- 問題8⑧ ガス事業法(定義・マーク)BC
- 問題8⑨ 自動車のリコール制度・罰則・チャイルドシート BC
2021年度 難易度(A易、B普通、C難)目標:6-7問以上/9問中
製造物責任法(PL法)
- 問題9① 製造物責任法(定義・製造物)BC
- 問題9② 製造物責任法(定義・欠陥)B
- 問題9③ 製造物責任法(損害賠償責任)B
消費生活用製品安全法
- 問題9⑤ 消費生活用製品安全法(特別特定製品)BC
- 問題9⑥ 消費生活用製品安全法(重大製品事故)B
その他
- 問題9④ リコール・化粧品(医薬品医療機器等法)B
- 問題9⑦ 電気用品安全法(検査・マーク)B
- 問題9⑧ 液石法(検査・マーク)BC
- 問題9⑨ 自動車のリコール制度・個人輸入 BC
2020年度 難易度(A易、B普通、C難)目標:6-7問以上/9問中
製造物責任法(PL法)
- 問題10① 製造物責任法(定義・製造物)AB
- 問題10② 製造物責任法(開発危険の抗弁)BC
- 問題10③ 製造物責任法(時効)C
消費生活用製品安全法
- 問題10④ 消費生活用製品安全法(長期使用製品安全点検制度)AB
- 問題10⑤ 消費生活用製品安全法(重大製品事故)B
その他
- 問題10⑥ 医薬品健康被害救済制度 BC ※2019年度(本試験・再試験)出題
- 問題10⑦ 電気用品安全法(技術基準・特定電気用品)B
- 問題10⑧ 自動車のリコール制度 AB ※超頻出論点
- 問題10⑨ ガス事業法(マーク・特定ガス用品)B
2019年度(本試験) 難易度(A易、B普通、C難)目標:6-7問以上/9問中
製造物責任法(PL法)
- 問題9① 製造物責任法(定義・欠陥とは・第2条第2項)AB
- 問題9② 製造物責任法(欠陥による損害賠償の適用)BC
消費生活用製品安全法
- 問題9④ 消費生活用製品安全法(重大製品事故)AB
- 問題9⑤ 消費生活用製品安全法(定義・対象)AB
- 問題9⑥ 消費生活用製品安全法(長期使用製品安全点検制度)BC
- 問題9⑨ 消費生活用製品安全法(定義・特定製品)BC
その他
- 問題9③ 医薬品健康被害救済制度 BC
- 問題9⑦ 電気用品安全法(定義・電気用品・特定電気用品)AB
- 問題9⑧ 自動車のリコール制度 AB
2019年度(再試験) 難易度(A易、B普通、C難)目標:7問以上/9問中
製造物責任法(PL法)
- 問題9① 製造物責任法(目的・第1条)AB
- 問題9② 製造物責任法(定義・製造物・第2条第1項)AB
- 問題9③ 製造物責任法(定義・欠陥・第2条第2項)AB
消費生活用製品安全法
- 問題9⑥ 消費生活用製品安全法(定義・特定製品)B
- 問題9⑦ 消費生活用製品安全法(リコール)AB
その他
- 問題9④ 自動車アセスメント C
- 問題9⑤ 電気用品安全法(目的・マーク・対象)B
- 問題9⑧ ガス事業法・特定ガス用品 B
- 問題9⑨ 医薬品医療機器等法(医薬部外品の回収報告・販売停止命令) BC
2018年度・平成30年度 難易度(A易、B普通、C難)目標:6問以上/10問中(★頻出☆重要実務)
製造物責任法(PL法)
- 問題9① 製造物責任法(定義・製造者)AB★
- 問題9② 製造物責任法(部品・原材料製造業者の抗弁)BC
消費生活用製品安全法
- 問題9④ 消費生活用製品安全法(長期使用製品安全表示制度※実は電気用品安全法)BC
- 問題9⑦ 消費生活用製品安全法(定義・製品事故)AB
- 問題9⑧ 消費生活用製品安全法(定義・特定製品)BC★
- 問題9⑨ 消費生活用製品安全法(重大製品事故)BC★☆
その他
- 問題9③ 安全マーク BC★
- 問題9⑤ 自動車のリコール制度 BC★
- 問題9⑥ 医薬品副作用被害救済制度 BC
- 問題9⑩ 電気用品安全法(定義・電気用品・特定電気用品)BC
平成29年度 難易度(A易、B普通、C難)目標:8問以上/11問中(★頻出☆重要実務)
製造物責任法(PL法)
- 問題9① 製造物責任法(定義・製造物)AB★
- 問題9② 製造物責任法(目的、定義・欠陥)AB★
- 問題9③ 製造物責任法(開発詭弁の抗弁)AB★
消費生活用製品安全法
- 問題9⑤ 消費生活用製品安全法(定義・目的)B
- 問題9⑥ 消費生活用製品安全法(定義・消費生活用製品)AB
- 問題9⑦ 消費生活用製品安全法(定義・特定製品)B
- 問題9⑧ 消費生活用製品安全法(重大製品事故)AB
- 問題9⑪ 消費生活用製品安全法(長期使用製品安全点検制度)BC
その他
- 問題9④ 安全マーク B
- 問題9⑨ 自動車のリコール制度 B
- 問題9⑩ ガス事業法 BC
平成28年度 難易度(A易、B普通、C難)目標:6問/11問中
製造物責任法(PL法)
- 問題10① 製造物責任法・欠陥の定義 B
- 問題10② 製造物責任法・時効 BC
- 問題10③ 製造物責任法・民間PLセンター AB
消費生活用製品安全法
- 問題10⑥ 消費生活用製品安全法・基準とマーク B
- 問題10⑦ 消費生活用製品安全法・重大製品事故の届出 AB
その他
- 問題10⑧ JIS・子供服のひもの基準 AB
- 問題10⑨ 自動車リコール制度 BC
- 問題10⑩ 電気用品安全法・基準とマーク A
消費者安全法
- 問題10④ 消費者安全法・重大事故の定義 BC
- 問題10⑤ 消費者安全法・事故調 BC
- 問題10⑪ 消費者安全法・重大事故の定義 BC
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