出前講座等で使用するプロジェクターについて
質問
消費生活相談員に採用は年齢的に難しそうなので、消費者教育講師に登録しました。
パソコンをプロジェクターにつないでスクリーンに投射し、高齢者等の啓発したいと考えています。ただ、免許は返納したので設備は持参する形になるので小型・軽量・持ち運びが要件になります。
自分としてはプロジェクターはアンカー社製のD2121で500ルーメン約6万円、重量1・5キロで、スクリーンはUNICポータブルスクリーン自立式床置き型40インチ 1.4キロ アマゾン5千円位を検討しています。
管理人さんのご意見伺えたらと思います。
【結論】➡購入するなら、おすすめは中古プロジェクター「EPSON プロジェクター EB-1785W」をヤフオクで落札購入する(33000円程度)※下記の記事で解説(自腹で購入する必要性はないと思いますが)
基本は講師が準備する必要はない
- 講座や研修でパワーポイントを使ったスライドを使うことがあると思いますが、通常は消費生活センターや主催者が所有しているプロジェクターとスクリーンとパソコン(もしくは会場備え付け)を使用することになりますので、まず、そちらを確認してください。
- 私のように営利でセミナーを開催したりする場合は自前で用意するか会場から借りる(有償・無償さまざま)ことになりますが、通常は、講師が自腹を切る必要はありません(もちろんすでに所有しているのであれば別です)。
- しかし、何らかの事情により、これらの機材を講師が準備していく必要がある場合があります。
- その場合は自費で購入する必要があり、できるだけ費用を抑えたいと思うでしょう。もしくはレンタルするという選択肢もあります。
- そこでこれらの機材を個人の自費で購入する場合に失敗しない選択肢を解説したいと思います。
プロジェクターはビジネスプロジェクターを使う
- プロジェクターは高額であり、かさばって重いので小さな軽いモバイルプロジェクターを選ぼうと考えるかもしれません。
- 実は私もセミナーを自主開催するために1万円程度のモバイルプロジェクターを購入しましたが使用したのは1回きりで失敗でした。
- モバイルプロジェクターは1万円程度のものから10万円程度のものまで様々な種類が発売されていますが、基本的には家庭用のプロジェクターであり、真っ暗な部屋の中で、そんなに大きくない画面サイズで使用する想定になります。
- モバイルプロジェクターがダメな理由は圧倒的に光量が少ないことです。そのため少しでも明るい部屋であれば、映像が鮮明に見れなくなります。特に映画などを見るのであればいいのですが、文字を見るとなるとぼやけて読むことができません。
- 小さな会議室のような狭い場所かつ小さなスクリーンであれば使うことは可能でしょう。
- ビジネスシーンではプレゼン用のパワポを手のひらサイズのプロジェクターを使い大きめのテレビぐらいの携帯型スクリーンを持って写すという使用形態が想定されます(我々レベルでは、そんな営業場面はありません)。
- しかし、出前講座やセミナーの場合はそれなりの広さの会場で開催され、かつ、真っ暗にはできず、ある程度の明かりが必要になってくると思います。
- またスクリーンも大きいものが必要です。備え付けのスクリーンがない場合は、大型のスクリーン(2~3m)を持参するか、白い壁に移すことになります。
- 行政がたいてい所有してるのはエプソンのビジネスプロジェクターです。比較的薄型軽量のものもあります。
- 必要なのが光量です。モバイルプロジェクターが500ルーメン程度であるのに対して、ビジネスプロジェクターは3000ルーメン程度あります。3000ルーメンの光量であれば、スクリーン周辺を暗くすれば少し明るい部屋でも文字を読めると思います。
- そして、モバイルプロジェクター、ましてや充電方式のプロジェクターであると、供給できる電力量が少なくなるので、しっかりとコンセントから電源をとって、それなりの大きさのライトを使って映写します。
- プロジェクターは「エプソン」「キャノン」「リコー」などがあります。海外メーカーではなくこれらの国内メーカーを使うのがいいでしょう。
- 一番優秀なプロジェクターは単焦点型つまり壁から20~30cmの位置にプロジェクター置いても十分な大きさと光量が出せるタイプのもので2個で発売されているものを使ったことがあります価格が20万円から30万円と高額になります。
- 最高峰のビジネスプロジェクターはリコーの短焦点シリーズ
- 私が所属しているシェアオフィスに備え付けているもので、短焦点タイプを使うと、スクリーンのすぐ前に置くことができるので、プロジェクターの置き台を用意して必要な距離を離して設定する必要がなくなります。
- (例)リコー 514356 超短焦点プロジェクター RICOH PJ WX4153
おすすめはエプソンのビジネスプロジェクターを中古(ヤフーオークション)で購入する
- エプソンのビジネスプロジェクターの3000ルーメンタイプの薄型軽量タイプがいいかなと思います。定価で言えば10万円を少し超えます。
- 公的機関が購入するのであれば相見積もりして新品をそこそこ安い値段で買うことができると思います。それでもそれなりの値段はします。個人が新品で購入しても割に合わないですし、使用頻度も高くないで、もったいないです。
- 個人が購入する場合にとっておきの裏技があります。中古のプロジェクターを購入するのです。ヤフーオークションにはたくさんの中古のプロジェクターが出品されています。私もエプソンのプロジェクターをヤフーオークションで購入しました。普通に行政で研修に使ってるようなプロジェクターと同じものを中古では3万円から4万円で購入することができます。中古で購入する時のポイントはライトの使用時間(消耗時間)です。このライトの消耗時間っていうのが出品されるデータの中に必ずあります。この使用時間によって価格が変動してきます。我々個人が使ったとしても何百時間も使うことがないと思いますので、値段と相談しながら探せばいいと思います。通常、持ち運び用のキャリングケースがついています。基本的にはHDMIケーブル接続を選択し、スピーカーがついてる場合もあります。古いプロジェクターだと、古いタイプのVGAケーブル(穴がたくさんあるアナログタイプ)は付属していますが、HDMIケーブルは付属していないことが多いので、別途3~5m程度のものを購入します(1000~2000円)。また、PCの映像出力がHDMIであることも確認しておいてください(MACだと変換ケーブルが必要)。スピーカーはプロジェクターに付属していることが多いですが、HDMI接続でないと連動しません(私は小型のスピーカーを持参していきます)。
【参考】2018年6月に中古で購入したプロジェクター「EPSON プロジェクター EB-1776W
1. 落札商品情報
商品:■□特価//EPSON 3000lm HDMI プロジェクター EB-1776W ランプ 点灯時間(節電モード、オフ:265h/オン:104h)推奨品//即使用可!
開始価格:16,000 円
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落札単価:28,000 円
落札個数:1 個
落札合計:28,000 円
落札合計(税込) :30,240 円
送料(税込) :1,310 円
合計金額(税込) :31,550 円
エプソンのHP➡https://www.epson.jp/products/back/bizprojector/eb1776w/spec.htm
アマゾンでは廃盤品の中古は高額な値付けがされていますので、中古の売れ筋の後継モデルを選択するといいでしょう。今の中古の売れ筋が後継モデルは下記です。
- EPSON プロジェクター EB-1785W 3,200lm WXGA 1.8kg
【おすすめ】中古プロジェクター「EPSON プロジェクター EB-1785W」
- 定価ベースでは10万円を越えますが、中古をヤフーオークションで購入すると、3-4万円が相場になっていて、出品数も多いです。
エプソンのHP➡https://www.epson.jp/products/bizprojector/eb1795f/
- ヤフオクでは「エプソン プロジェクター」などのキーワードで検索すればいいでしょう。
- オークション形式で参加してもいいですし、即決価格で購入するのもいいでしょう(即決価格でもそんなに高くはないです)。
- なお、非常に安い価格で繰り返し出品していて、落札時間の直前に値段を吊り上げる「さくら」が介入している出品業者がいるので注意してください。
- ヤフオク「eb-1785w」での検索結果例 ※相場的には「33000円+送料」が上限
どうしても自前で要する必要があるのなら、送料着払いで管理人のプロジェクターを無償でお貸ししますので、ご相談ください。
スクリーンについて
- 先に紹介したように、小さいスクリーンは使えません。モバイルプロジェクターに使うためでしたらいいのですが、テーブルの上での数人の講座というシーンはないと思います。そのような小さな会議室の場合は壁に映せば十分です。
- ちなみに私もテーブルの上で使うモバイルタイプのスクリーンを購入しましたが一度も使っていません。
- 消費生活センターで使っているのは横幅が2mぐらいの自立式スクリーンで出前講座の時は車で持ち運びします。
- 2mで80インチもう少し大きくなると100インチという感じです。
研修で使用するツールの紹介 ※出前講座の記事から抜粋
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