2025年度(令和7年度)の試験問題の解説を一覧表にまとめています。大問ごとにまとめ版(WEB版とPDF版)を作成します。

「試験問題・解答(PDF版)」は直近5年分について、国民生活センターのHP(http://www.kokusen.go.jp/shikaku/shikaku.html)から閲覧・ダウンロードできます。※それ以前については会員限定で提供しています(https://soudanshiken.jp/kakomon-sakujyobun)。

  • 問題1と問題2以降のその1は一般公開していますが、それ以外は会員限定です
  • 誤字脱字については随時修正していますので、印刷・ダウンロードしていた場合はご了承ください。また、大きな修正等がある場合は中ほどの修正履歴でお知らせします。印刷すると枚数が多くなるので基本的にはWEBで閲覧しながら学習することをおすすめします(電車の中などのすき間時間でも学習できます)。
  • スマホ表示の場合に、切れている表の右端も指でスクロールできるようにしました。
  • PDF版は修正等がある場合もあるので試験終了後に作成しますが、WEB版を単純にPDFで保存したものですので、自分でも作成可能です(最下部の「このページの印刷画面を開く」をクリックして表示された画面を印刷する設定でプリンタを「Microsoft Print to PDF」にすると保存する画面が出ます。

2025年度過去問解説最新4記事(午前6時に自動表示)

該当の投稿はありません。
  • 解説記事は上記リストおよびトップページの本文に自動表示されます。
  • 下記の表へのリンクは手動になってますのでリアルタイムではありません。
  • 大問題ごとの解説合体版(WEB版)は分割された解説が終了してから1週間後程度に合体版として作成します。それと同時に動画解説も公開します。
  • 解説合体版(PDF版)は解説合体版(WEB版)をPDFファイルにしたものです。修正等も考慮して後日作成します。
  • 新試験以降の過去問解説が、この一覧ページと同じ形で作成しています ➡ メニューバーの「過去の資料年度別過去問解説一覧 新試験以降」のサブメニューから閲覧したい年度を選択してください(2016年度(平成28年度)以降)
  • なお、既に終了済みの過去問の法律改正等による修正はキリがないので行っておりません。テキスト等の法律改正履歴等を参考に再確認してください。気になる問題がありましたら、お問い合わせください。こちらでも確認します。

【動画解説】2025年度(令和7年度) 

  • 動画解説は解説合体版(WEB版)を作成した時に同時に公開します(大問題の分割された解説が終了してから1週間後程度)
  • 2022年度過去問解説から、大問題ごとの解説合体版まとめ版の最下部にも動画解説を埋め込んでいます。

2025年度(令和7年度)試験(2025年10月18日実施)

  • 勉強部屋作成マークシート解答用紙(ダウンロード印刷できます)※2024年度版以降は準備中※
    択一試験用のマークシート(一般公開用)⇒ https://soudanshiken.jp/62118

択一式試験(2時間00分) ※2023年度より2時間30分(180問)から2時間(160問)に変更

  • 2023年度試験から問題数が180問から160問に減少し、試験時間が2時間30分から2時間に変更になりました。
問題 問題
数 
解答の種別 問題の内容(数字は問題数のメモ)解説ページへのリンク備考解説
合体版
解説
合体版
114正誤(○×)消費者行政と関連法、消費者施策・相談統計3その1、その2、その32/2~WEB版PDF版
24正誤(×選択)消費者安全法その1、その2、その32/9~WEB版PDF版
地方消費者行政の現況調査(前年度10~11月に公表個別記事のリンク
※2024年度分更新済
--
消費者月間(1月公表)世界消費者権利デー(3月公表)のテーマ個別記事のリンク
※2025年度分更新済
【6月更新・8月追加更新】2025年度試験対策 相談統計(PIO-NET)
※令和6年版消費者白書6月公表・国民生活センター8月公表
個別記事のリンク
※2025年度分更新済
--
354肢択一 消費者行政の歴史(古い消費者問題・新しい消費者問題)その1、その2、その32/16~WEB版PDF版
44正誤(○×)社会福祉制度4その1、その2、その32/23~WEB版PDF版
512正誤(○×)クリーニング3・食品5・環境4その1、その2、その33/2~WEB版PDF版
610正誤(○×)住宅10その1、その2、その33/9~WEB版PDF版
710正誤(×選択)製品安全(製造物責任法、消費生活用製品安全法等製品安全4法、自動車リコール)その1、その2、その33/16~WEB版PDF版
812正誤(○×)業法・約款、医薬品医療機器等法(旧薬事法)その1、その2、その33/23~WEB版PDF版
910正誤(○×)民法 その1、その2、その33/301~WEB版PDF版
105正誤(×選択)民法その1、その2、その34/6~WEB版PDF版
1110正誤(×選択)消費者契約法 その1、その2、その34/13~WEB版PDF版
129正誤(○×)特定商取引法 その1、その2、その34/20~WEB版PDF版
136正誤(×選択)特定商取引法 その1、その2、その34/27~WEB版PDF版
149正誤(○×)電気通信事業法3・その他電気通信関係取引1・割販法5その1、その2、その35/4~WEB版PDF版
1553肢択一訴訟1・個人情報保護法2・景品表示法2 ※誤っているものを選択その1、その2、その35/11~WEB版PDF版
1610正誤(○×)経済問題・金融関連取引・その他その1、その2、その35/18~WEB版PDF版
1754肢択一金融商品・金融サービスその1、その2、その35/25~WEB版PDF版
187正誤(○×)金融商品関連法・保険その1、その2、その36/1~WEB版PDF版
1953肢択一金融商品関連法・保険 、債務整理1・貸金3法0その1、その2、その36/8~WEB版PDF版
208正誤(○×)情報通信分野(WEB関連サービス)その1、その2、その36/15~WEB版PDF版
  • PDF版の20ファイルの単純結合版(---ページ)⇒PDF版(試験終了後に作成します)
  • 修正等があれば適宜作成し直しますが追いつかない場合があることをご了承ください

修正履歴(影響の少ない修正は適宜行っております)

「穴埋め問題」と「正誤」の出題比率

令和7年度(2025年度)
データ
択一正誤総計択一
内訳
4肢
択一
3肢
択一
正誤
内訳
正誤
(○×) 
正誤
(×選択) 
データの個数 / 大問題数 4162022115
合計 / 問題数 20140160101010535
問題数の割合(%)12.5%87.5%6.25%6.25%65.6%21.9%
※内訳中の割合(%)50%50%75%25%
令和6年度(2024年度)
データ
択一正誤総計択一
内訳
4肢
択一
3肢
択一
正誤
内訳
正誤
(○×) 
正誤
(×選択) 
データの個数 / 大問題数 5152023114
合計 / 問題数 24136160101410531
問題数の割合(%)15%85%6%9%66%19%
※内訳中の割合(%)42%58%86%14%

2025年度試験における問題形式の変更・難易度

  • 全体的に難易度が高くなりました。新試験になってからは旧試験に比べて明らかに簡単な問題が多かったのですが、2025年度はそのような問題は少なく、また。問題文も比較的長い問題が多く。集中力を必要とする問題が多かったように感じます。例年に比べて1割ほど得点が落ちたのではないかと推測しています。
  • そのことから標準の合格ライン65%(104点/160点満点)が少なくとも、2点多ければ4点ほど下がるのではないかと予想していましたが、実際は4点、すなわち100点/160点満点(正解率62.5%)が合格ラインとなりました。しかも、例年40%程度の1次試験合格率だったのが25%の合格率になるなど、なんとなく旧試験のような雰囲気を感じました。
  • しっかり勉強した受験生はが合格できて中途半端な勉強だった受験生はまぐれ合格しにくくなったのではないでしょうか。
  • 試験の出題傾向は基本的には2024年度と同じとなっています。ただし、問題1と問題2に関して入れ替えがあり、問題2が消費者安全法の正誤×選択問題になり、この問題が結構長文の問題になったため、にここでペースを乱した受験生がいたかもしれません。
  • 【問題1】は従来の問題1と問題2を合わさった問題から「消費者安全法」のみが単独で問題2になり、残りが問題1に入ってきました。したがって、問題数も8個から14個に増加しています。出題傾向は同じです。「地方消費者行政の現況調査」が出題されませんでした。
  • 【問題2】はこれまでの問題1から「消費者安全法」のみが抜き出された4問だけの単独分野の出題となったうえに正誤×選択問題となったため、問題文も長くなり難しくなりました。
  • 【問題1】【問題2】の振り分けが変わる可能性はあります。
  • 【問題3】は2024年度と同じく「消費者問題の歴史」の中で、古い消費者問題の歴史から新しい消費者問題の歴史まで広い範囲で単発問題が出題されました。問題数変わらず。
  • 【問題4】「社会福祉制度」のみの4問と変わっていません(問題数が少ないの4問全て同じ答えにならないように注意が必要です)
  • 【問題5】のクリーニング3食品5は変わらず、環境が1増えて4となり、建築関連1問がなくなりました。建築が復活するかどうかは何ともいえません。
  • 【問題6】住宅の問題数は同じ10問です。
  • 【問題7】は製品安全関係の問題10問でかわらずです。
  • 【問題8】の業法・約款では独占禁止法がなくなり1問減少し9問に、薬機法関係は変わらず3問となり、合計で13問から12問に減少しました。なお、公益通報者保護法1問がここにきています
  • 【問題9】【問題10】は民法で、「正誤○×問題」10問「正誤×選択」5問と問題数も難易度も変わらず。
  • 【問題11】の消費者契約法は「正誤○×問題」10問で同じでした。
  • 【問題12】【問題13】の特定商取引法は「正誤○×問題」が9問に「正誤×選択」が6問の合わせて合計15問で同じでした。
  • 【問題14】は割販法が1問増えて5問に電気通信事業法は1問増えて3問にその他が1問減って昨年出題されたDPF法1問で、割販法の1問増があり、全体合計数は1問増えて9問になりました。
  • 【問題15】は個人情報保護法が1問増加し2問になり、訴訟1、景品表示法2で変わらず、1問増えて合計5問となりました。出題形式も「3肢択一」の難しい形式のままです。実質的には「正誤○×問題」が15問になるので、重要な法律としては妥当かなと思います。
  • 【問題16】2023年度試験で経済問題と金融関連取引の問題が再構成された10問で変わらず。
  • 【問題17】は金融商品・金融サービスの選択穴埋の4肢択一が5問で変わらず
  • 【問題18】は金融商品関連法・保険だけの分野になり10問から7問になりましたが、さらに、問題19が情報通信から金融関係に分野替えがあり、問題19にも金融商品関連法・保険がきました。
  • 【問題19】IT・WEB関連の専門用語の「3肢択一」5問がなくなり、問題19と同じ金融商品関連法・保険4問と債務整理・貸金3法から1問出題されました。「3肢択一」の難易度の高い問題となりました。
  • (計1減で2問に)問題18が一部こちらにはいり、【問題20】はIT・WEB関連の専門用語の「4肢択一」5問から、「3肢択一」5問に。問題20と同じ出題範囲と内容であり、問題タイトルを「IT・WEB関連の専門用語」と「WEB関連サービス」を合体させて「IT・WEB関連用語・サービス」になるが、問題文に「情報通信分野」とあるので、それに統一。ただし、問題19は【最も不適切】を選択するのに対して、問題20では【最も適切】を選択
  • 【問題20】は「情報通信分野(WEB関連サービス)」で、問題19と問題20で「3肢択一」5問づつの10問だったのが、「正誤○×問題」8問になりました。点数を稼ぎたい分野です。

第1次試験 論文試験 (2問のうち1問を選択)※2023年度試験から大きな変更あり ※2024年度はほぼ同じ

  • 2023年度試験から文字数が「1,000 字以上1,200 字以内」から「800 字以上1,000 字以内」に、指定語句が(5つ)から(4つ)に、試験時間が「2時間」から「1時間30分」に変更
  • 挿入が認められています

論文試験問題の説明

 次の2つのテーマのうち1つを選び、800 字以上1,000 字以内で論文にまとめ、解答用紙に記入しなさい。以下の場合は、採点の対象外となる。
① マークシート式試験の得点が基準を超えていない場合
② 文字数の指定(下限、上限)が守られていない場合
※1行の途中までしか文字が書かれていなくても、20 字として数える。
 挿入により1行の文字数が20 字を超えた場合、挿入文字数も文字数として数える。行数オーバーとならないよう受験者において注意すること。
※1行のうち1文字も記載がない行は、1行(20 字)として数えない。
※1頁のうち1文字も記載がない列は、その文字数分(25 字)を減らして数える。
③ 受験番号・氏名の記入がない場合、又は正しく記入されていない場合
④ 指定した箇所以外に受験番号・氏名等、個人を特定しうる記述がある場合
⑤ 選択したテーマ番号の記入がない場合、又は選択した論文テーマとテーマ番号に齟齬がある等正しく記入されていない場合
⑥ 指定の筆記用具以外を用いた場合

白紙ページの追加説明

【メモ用】下書き等は、このページを利用して行ってください。
・解答用紙の余白部分を、メモ代わりに使用することは、禁止します。
・挿入をする目的で、それと分かるように記述する場合を除き、解答用紙余白部分に書き込みがある場合は、採点対象外となることがありますのでご注意ください。

2025年度(令和7年度) 論文試験

【テーマ1】救済される権利(国民生活センターADR) ※テーマ名は勉強部屋設定

【テーマ1】
いわゆる消費者の権利の一つとして「救済される権利」がある。行政がこれを実現するためにどのような施策を実施することが求められるかを論じなさい。なお、論述に当たっては、以下を踏まえること。

1.以下の指定語句(4つ)をそのまますべて用いること(順不同)。指定語句のうち国民生活センターADRについて、ADRは、3マスに記載すること。
2.指定語句は、論旨に沿って適切に用いること。
3.文章中の指定語句の箇所には、分かるように必ず下線を引くこと。同じ指定語句を複数回用いる場合、下線は1回目の箇所についてのみ引けばよい。
4.消費生活センター・消費生活相談窓口、消費生活相談員等の役割を考慮すること。

指定語句:交渉力の格差、消費者安全法、消費生活相談、国民生活センターADR

【テーマ2】点検商法(高齢者の消費者トラブル) ※テーマ名は勉強部屋設定

【テーマ2】
いわゆる点検商法による消費者被害の現状と特徴を述べた上で、この商法による被害の救済のための法制度、及び被害の未然防止のために消費生活センターとして啓発すべき内容について論じなさい。なお、論述に当たっては、以下を踏まえること。

1.以下の指定語句(4つ)をそのまますべて用いること(順不同)。
2.指定語句は、論旨に沿って適切に用いること。
3.文章中の指定語句の箇所には、分かるように必ず下線を引くこと。同じ指定語句を複数回用いる場合、下線は1回目の箇所についてのみ引けばよい。
4.消費生活センター・消費生活相談窓口、消費生活相談員等の役割を考慮すること。

指定語句:リフォーム工事、高齢者、見積もり、見守り

論文解説

論文問題内容備考解説
前提重要【2025年度論文試験対策】論文を書くにあたっての注意事項(受験要項と試験問題文中から)-/-WEB版
【論文】受験要項・試験問題の文中の表現の変更履歴 ※2024年度分更新版※6/25WEB版
総評2025年度(令和7年度)論文試験・論文対策 総評(まとめ)なしなし
テーマ12025年度(令和7年度)論文試験 テーマ1 救済される権利(国民生活センターADR)〔行政問題〕7/--WEB版
テーマ22025年度(令和7年度)論文試験 テーマ2 点検商法(高齢者の消費者トラブル)〔法律問題〕7/--WEB版

第2次試験 面接試験 ※基本的に同じですが、面接体験談等を毎年度追加更新します

2次試験(面接)対策

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